ごまのパンと、レーズンパン。娘が好きな定番。 |
毎年、冬はなんだか発酵が上手く行かず、パン作りはちょっと中断していることが多いのだけれど、この家に越してきて、大きめのガスオーブンを備え付けにしてもらったことで、パンを焼く機会が増えた。
初めてパンを焼いたのはもう7年前くらいのこと。それから自分なりに試行錯誤して、色々焼いてみたけれど、なんだか最近やっと自分の作りやすい粉の量やその他の配合などもわかってきた気がする。そしてだんだんと捏ねる粉の量も多くなってきて、以前は一度に300gくらいしか捏ねなかったのだけれど、今では600g、多い時はその倍の1200gくらいを捏ねるときもある。籐製の発酵かごを友人に誕生日プレゼントに贈られたこともあって、自分の持っていた型と合わせて発酵かごは4つ。そして今のオーブンは大きいので、一度に大きなパンが4つ焼けるのもとても嬉しい。
さすがに大きなパンを4つも焼くと食べきれずに、友人たちにおすそ分けしている。本当に材料はシンプルなのに、皆が「美味しい」と言って食べてくれるのが嬉しくて、何度も焼いてしまう。最近は3日に1度くらいはパンを焼いているので、5kg単位で買っている粉もすぐになくなってしまう。それでも、いつも材料を調達している富澤商店まで買い出しに行くのもまた楽しい。富澤商店、前に住んでいたところにも、自転車で10分くらいのところにあって重宝していたのだけれど、今住んでいるところには、電車や車ですぐに行ける範囲になんと4件もあって、恵まれているなあと思う。
パンを捏ねている時間はなんだか無心になれるのも良い。時々、考え事をしながらちょっと落ち込んだりすることもあるけれど、娘を寝かせた後、1人の時間に「そうだ、パンを作ろう」と思い立って、粉を捏ねている時間は、なんだか落ち着くのだ。