近所の公園にて、毎年恒例のどんど焼きが開かれた。一週間前くらいから準備が始まり、5mくらいまでの高さまで竹で土台を組み、お正月の飾りやだるまなどが括りつけられていた。引っ越す前のマンションに住んでいたときは、周りは住宅街で、大きな公園もなく、どんど焼きが身近で行われることはなかった。なので、こちらに越してきて、家のすぐ目の前の公園でどんど焼きが行われているのには、感激した。
今年は年男の小学生達が火をつけるということで、始まったのは、なんと昔ながらの火切板と火切棒を使っての火おこし。煙が出て火種ができたところで、火口に火を移して、振り回して炎が少し大きくなったところで、どんど焼きの土台に点火。すると、瞬く間に火は龍のように登っていき、頂上のだるままで一瞬でたどり着いた。その様は圧巻で、高く高く燃え盛る炎には、畏敬の念を感じた。
十分に火が熾火になったところで、木の枝に差しただんごを各々が焼く。子どもも大人も、火に照らされながら、みんな楽しそうにだんごが焼けるのを待っている姿を見ていると、地域の行事って良いなあと嬉しくなる。
キャンプでの焚き火もそうだけれど、本当に火を見ていると心が休まり、私はやっぱり火が好きだなあと思う。火が燃えている様は、一刻として同じ時がないから、ずっと見ていても飽きることがない。最近は、野焼きなどが禁止されて、落ち葉焚きなどしている場所はなかなかなくなってしまったけれど、「たきび」の歌を楽しそうに歌っている娘の横で、「焚き火っていいよね〜。」とこっそり耳打ちする母であった。
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