2012年1月21日土曜日

雪の日も里山へ

いきなり始まった雪合戦。

1月のある土曜日。予定では里山保育の日だけれど、朝からものすごく寒くて、外を見るとみぞれ混じりの雨。さすがに今日は中止かな〜と思いつつ、その日の大将に連絡してみると、「雪だねー。うん、やるよ。」とのこと!今までも、少雨決行はあたりまえ、台風接近中などの、よっぽどの悪天候でなければ、中止にすることはなかったこの里山保育。「やっぱりやるんだね〜。あはは。」と、だんなさんと笑いながら、娘と、付き添いで行くことになっていた私は、しっかりスキーウェアとレインコートを着込んで出発。

集合場所に着いた大人たちは、口々に「寒い〜〜!」。「今日はもう、行ったことにしてどっかでお茶でもしよう!」なんて冗談を言ったりも。それでも、子どもたちはそんな天気でも動じることなく、「早く行こうー」と催促。まだ前日までの雪がうっすら残る道を、躊躇せずにてくてく歩き出すのだった。


出発してすぐに、芝生に雪が残っているところを発見。早速雪合戦が始まる。子どもって本当に元気だなあと笑いながら、こうなったら大人も!と次々雪合戦に参戦。きっと大人だけで歩いていたらこんなことにはならないと思うと、子どもに元気をもらっているんだなあと思う。

なかなか終わらない雪合戦をなんとか終わりにして、「さあ、先行くよー」と子どもたちを促す。その頃には、なんと、雪が雨になってきてしまい、本格的に体が冷えてきた。このまま目的地の山まで行って火を熾すとしても、子どもの足では結構時間がかかる。さてどうしようかと考えているとき、なんと、そのあたりの谷戸や里山を保全している団体の方から「寒いでしょう〜!囲炉裏にあたっておいで!」と、なんとも嬉しいお誘い。お言葉に甘え、大人も子どもも、みんな揃って囲炉裏にあたらせてもらうことになった。

渡りに船とはこのこと?

濡れた靴下や手袋を乾かさせてもらい、「お昼もここで食べていきな」とのお誘いを受け、みんなでお弁当を広げることに。更にお菓子の差し入れも頂いてしまい、すっかりお尻に根がはってしまった大人たち。「今日の目的地は、ここでいいよね〜」「うん、そうしよう!」なんて言いつつ、こんな里山保育の日もあっていいよね、と笑いあう。子どもたちも、普段あまり見ることのない囲炉裏に当たらせてもらってとても楽しそう。こんな風に子どもたちに声をかけて見守ってくれる大人たちがいることを、とても嬉しく思った。

十分に囲炉裏を楽しませてもらい、その後また出発地まで戻ることに。雨は相変わらずだったけれど、子どもたちは、体も暖まり、お腹も満たされたからか、行きよりも元気が出てきた!帰り道、また雪が少し残るところに来ると、今度はそりあそび。

雪っていうか、もうどろどろ。

雨に濡れて冷たいはずなのに、全く寒いとも言わず遊ぶ元気には驚く。娘もこの里山保育に参加するようになって、約1年、ずいぶん逞しくなったものだなあと、嬉しくなる。みぞれ混じりの日の里山保育。これも良い思い出。


0 件のコメント:

コメントを投稿