2011年10月1日土曜日

仙台帰省と、山形、狸森焙煎所へ。


だんだんと秋も深まってゆくというのに、また夏休みの話を…。

3月に亡くなっただんなさんのおじいちゃんの初盆で、今年のお盆は仙台に帰ってきた。3月頭のお葬式以来、久し振りに顔を合わせる親戚たち。あのお葬式の後すぐに、あんな大災害が起きるとは夢にも思わず、仙台に住む親戚がみな無事だったことを、改めて尊く感じた。

娘は相変わらず天真爛漫にはしゃぎ、皆を笑わせていたけれど、帰る日になって、最後におじいちゃんのお仏壇に手を合わせていると、突然下を向いて、しくしく泣き出してしまった。びっくりして、「どうしたの?」と聞くと、俯いたまま。「おじいちゃんとさよならするのが寂しいの?」と聞くと、うん、うん、とうなづく。その後、皆と別れるときに親戚が手を振っても、いつもなら笑顔で手を振り返すのに、俯いて泣いたまま。車に乗っても30分くらいしくしく泣き、最後には声を出してわんわん泣いていた。「離れるのが寂しい」という、そんな気持ちが出てきたのだなあと驚きながらも、その心の成長を嬉しく思う。