家の目の前には、大きな調整池を兼ねた公園があって、毎日夕方になると犬の散歩をする人たちで賑わう。娘はどういうわけかまだ赤ちゃんのときから、本当に犬が好きで、歩けるようになって間もないころから、とにかく犬を見ると寄っていって、自分よりも何倍も大きな犬も怖がらずにいつまでも撫でているのだった。
その犬好きは今も変わることなく、家の近くで散歩している犬を見ると、どんな犬でも寄っていってしまう。幸い、家の向いにはゴールデンレトリバーと雑種の2頭を飼っているお宅があり、そこのおじさんおばさんが本当に良い方で毎日のように娘も一緒に散歩に連れていってくれる。ゴールデンのほうは体重が娘の3倍もあるにも関わらず、娘はその子を連れて歩けるのがとても嬉しいらしく、リードを自分がもって誘導し、広い公園を一周して帰って来るととても満足そうにしている。
最近は、散歩の後にまだワンちゃん達と遊び足りないらしく、「おかーさんはおうちにかえっていていいよ。ののちゃんはカールくんのおうちにいくから。」と言って、ワンちゃんのお宅に一人で入っていってしまう。そんな姿は頼もしくもあるけれど、母としてはちょっと寂しさも感じる。でもこれから幼稚園に入ったらもっと自分の世界が沢山できて、お母さんなんかいなくても大丈夫になっていくのだろう。「おかあさん、ぎゅうーってして!」なんて言うのも、そのうち言わなくなってしまうのかと思うと、今のうちに沢山沢山抱きしめておかないと、などと思う。
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