前の住まいはリビングダイニングが西側に面していたので、朝の食卓に、朝日を感じることができなかった。朝から部屋に電気をつけなくてはいけない生活で、それが何とも寂しかった。できることなら朝日を浴びて食事をする生活をしたい、引越し先ではぜひともその願いを叶えたかった。選んだ土地は幸運なことに東側が道路に面しており、道路を挟んだ隣家は地主さんのお宅で、竹林や常緑樹の生垣を借景として楽しむことができる場所。この東側の借景を生かさない手立てはないと、設計士さんは東側に大きな開口をとった間取りを考えて下さった。
そのおかげで現在は、隣家の奥にある東の山の上から朝日が顔を出す瞬間も見ることができるようになったし、食卓には朝のまぶしい光が目一杯入ってくる。その光を浴びながら食事が出来るのはとても気持ちが良い。娘の食事の量が以前より多くなったような気がするのも、嬉しいことのひとつ。
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